「やりやすい、やりにくい」という楽・辛いをからだと向き合う中での基準にしてしまってはそのメッセージを受け取ることは出来ません。
なので、まずは操体の学ぶことにおいて「きもちのよさ」の学習をします。
きもちのよさの学習の積み重ねを行うことで日常生活において、からだと向き合う基準が「快か不快か」に変化していきます。
そうするとからだが要求していることとそれに応える術も自ずと見えてくるのです。
その中でからだの世界観は「からだは意識、思考優位で操作するではなく、感覚優位で表現する」ということが見えてきて理解することが出来る。
操体法の臨床はこういったからだの世界に半歩踏み出す手助け、後押しをしているのです。