わたしたちにもそれぞれ「はじめて」がありました。
はじめて操体・操体法にふれた瞬間。
一つのエピソードを紹介します。
操体に興味をもち、
はじめて「からだ」を、三浦先生に診ていただいた日。
密かに期待していたのは、
痛めていた右足の小趾はどんなふうに変化するのだろう、ということでした。
はじまってから、どのくらいの時間が経ったのかも分からず、
終わったあとに気づいたこと。
「痛みは変わっていないのに、痛みが気にならない」。
当時は不思議な現象として、ただ受け取るしかありませんでしたが、
今なら感じられること。
はじめて「からだ」を診ていただいた日、
変化したのは「痛み」ではなく、「意識」の方だったのです。
(つづく)