東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

はじめに「からだ」が在る、ということ④

(昨日のつづき)

 

怪我や症状に伴った痛みがどれだけ変化するか。

 

当時、鍼灸マッサージ師として、駆け出しながらも向き合っていたこと。

 

「痛みの変化」を物差しとして、臨床効果を判断している自分がいました。

 

そんな自分にとって、

「痛みは変わっていないのに、痛みが気にならない」という

不思議な「意識」はどこから生まれてきたのでしょうか。

 

10年以上前の出来事ですが、過去の出来事としてではなく、

今新たに「からだ」からの問いかけがあります。

 

 

当時は「痛みの変化」ばかりに意識が向き、

そのような観点は全く持ち合わせてはいませんでしたが、

「からだ」にふれ続けることで、いただけることがあるんです。

 

 

それは、「本人の意識」とは別に、

それを支えてくれているように、同時にはたらいている何かがあるということ。

 

それを感じとっていけるのは、それを感じとっていける学問があるということ。

 

操体を学び続ける理由がここに在る。

 

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