触診をとおして、「からだ」と本人の関係性が変わってきている、と感じられることがある。
「からだ」にふれ、そこから伝わってくることが、ご本人やご家族が語ってくれる意識の変化と重なっている、と感じられることがある。
周りから指摘されて、はじめて本人が気づくような無意識的な変化。
臨床の場にとどまらず、普段の生活の中でも意識できるようになってくる変化。
臨床の場で、「からだ」をとおして伝わっていることが、普段の生活の中でも生きてくる。
健康維持増進は、「からだ」に任せっきりでも、「本人」だけでもかなわない。
「からだ」と本人の歩調が合うように、「からだにとって」必要なことに意識が向いてくるような指導が、操体の臨床にはある、と学び続けている。
臨床と生活空間をつなぎ、からだと本人を重ねてくれる呼吸やうごき、そして、立ち方。
新たな理論にふれる機会をいただいている。
※2023年11月23日(勤労感謝の日)
オンサイトで東京操体フォーラム開催予定です。
詳細は追ってお知らせ致します。