東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

ふれる⑤

新たな理論において、「立ち方」の基準もまた進化している。

 

基準が変われば、「立つ」ということもまた、「ふれる」ことの一つだと感じられてくる。

 

 

わたしたちを生かしてくれている環境があり、その環境の中で調和に向かう「からだ」がある。

 

その環境の中、「からだ」が安定した状態で、「からだにとって」必要な呼吸やうごきが営まれる。

 

止まっている「からだ」を自身が操るのではなく、つねにうごき続けている「からだ」に重なる自身がそこにある。

 

 

「立ち方」が、「からだ」をとおして、生かしてくれている環境にふれさせてくれる。

 

 

そういったことを感じとっていくことは、抽象的な話ではなく、からだをとおした学習で感じとっていくことができる。

 

 

足底のどこで地面と接触しているのか。

 

膝の裏スジや骨盤はどのような状態になっているのか。

 

うごきから捉えたつくりになっているかどうか。

 

 

「立ち方」が変われば、呼吸もうごきも変化していく。

 

呼吸やうごきは、生かしてくれている環境と重なっていると感じられてくる。