瀧澤さん、一週間ありがとうございました。
本日から直近に開催される春季フォーラムのテーマ「臨床と生活にいかす操体法」を引き継いで寺本が担当します。
どうぞ、よろしくお願い致します。
これは10数年前の私自身の話になりますが、当時は慢性的な片頭痛がひどかったり、
肩こりが気になったり、つねにからだがだるかったりと、日常生活のなかで不調を感じることが多くありました。
それで、間に合わなくなってくると、足裏マッサージやタイ古式マッサージ、また仲間うちで評判のいい手技療法を受けに行ったりして、助けてもらって、なんとかバランスを取り戻すというのを繰り返していました。
その時の私は、自分自身ではどうすることもできない気持ちを抱えながら日々を送っていたことを思い出しました。操体の門を叩いたのも、そのことがずっと気になっていて、わたしにできることは何かないのか、ということが大きな動機となっていました。
学んでいくうちに、この疑問点に応えてもらっているような感覚を味わいました。
他人にからだを施術してもらう「臨床」と、私の普段の日常生活が、分断されたものではないことが感じられたのです。
瀧澤さんのブログでも触れられていましたが、操体法の法は「法則」。
臨床と生活に貫通しているものを、たしかに学んでいるんだと感じられた瞬間でした。