東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

臨床と生活にいかす「操体法」①

岡村さん

一週間のメッセージありがとうございました。

 

今週担当の瀧澤です。

引き続きテーマは「臨床と生活にいかす操体法」です。

よろしくお願い致します。

 

 

操体法の「法」は、方法の「法」ではなく、法則の「「法」。

 

学びの中で何度となく耳にし、最近では強くこのことを感じるようになってきました。

 

それもあって、春のフォーラムのテーマでもある「臨床と生活にいかす操体法」は、臨床と生活にいかす方法として操体法を身につけるというより、操体法をとおして法則を感じとっていくことが、臨床や生活をいかしてくれる、と捉えるほうがしっくりくると感じています。

 

 

法則というと少し強い語感がありますが、操体法は特殊なことをしているわけではありません。

 

初めて耳にしたり、体感していただく方の中には、特別なことのように感じられることもあるかもしれませんが、だれだって、呼吸はするし、ごはんも食べるし、からだを動かしたり、言葉(ジェスチャーも含めて)を発したりして生きているでしょう?

 

そのだれもが当たり前のようにやっていることを掘り下げて、健康学として実践できると伝えているのが操体です。

 

それも、橋本敬三医師から三浦寛理事長へとつながるながれがあって、操体という学問の中で操体法は進化してきています。

 

 

呼吸一つとっても、随分と捉え方が変わってきました。

 

健康にいかすということで、以前は鍛錬的な要素が強かったけれど、今は感覚的な呼吸として受け取れるようになってきている。

 

「自分」の呼吸としてではなく、「からだ」の呼吸として感じとっていけば、健康維持増進につながるメッセージとして受け取ることもできるようになってくる。

 

 

呼吸は大事。

 

ずっと言われつづけていることだけれど、どんなふうに大事なのか。

 

その中身を感じとっていくことが大事だとおもうんです。


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