直接何かに触れる以上に、「からだ」をとおして感じたり、「からだ」をとおして気づいたときに、「ふれる」という実感が湧いてくる。
操体の、「からだ」をとおした学習は、今まで何の疑問も持たずにやってきたことを、これまでとは違う角度から「ふれる」機会を与えてくれる。
「からだの要求にかなう」という目線。
その目線を持ち合わせていれば、健康維持増進に必要な情報は、「からだ」やわたしたちが生きている環境の中に、すでにあることに気づかせてくれる。
わたしたちは、宇宙に放り投げられることもないし、地面にぺしゃんこになることもない。
場所によって差異はあるものの、充分に呼吸していけるだけの空気もある。
その環境の中で生かされている「からだ」がある。
普段は意識することもない当たり前のようにある環境も、当たり前のように使っている「からだ」も、「からだの要求にかなう」という目線を持ち合わせられるようになれば、呼吸やうごき、立ち方などの生かし方は変わってくる。
当たり前のようにふれていることを健康維持増進に生かしていけるのが操体の学び。
臨床の場でも、生活空間でも、それは一緒。
その中で、ふっと湧いてくるような「感謝」を感じられること。
それも健康維持増進にかなう「ゆたかさ」につながっているとおもう。
一週間有難うございました。
岡村さんから渡ったバトンは寺本さんに渡ります。
明日からよろしくお願い致します。
※2023年11月23日(勤労感謝の日)
オンサイトで東京操体フォーラム開催予定です。
詳細は追ってお知らせ致します。