東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

はじめての操体法(5)

1-2. 今はプロではないが、操体の専門家になりたい
1-3. 操体の施術者になりたいが、自分の健康維持増進もしたい
1-3 家族をケアしたい
2.自分の病気を治したい
3.自分の健康維持増進のために操体を勉強したい
 
1-2 の場合。色々なケースがあると思います。
期待を削ぐようで申し訳ないのですが、鍼灸師や柔道整復師という国家資格保有者が、操体法東京研究会の2年の講習を受けたりしているのです。それを考えると、かなり効率的な勉強が必要です。
 
これについては、私が「視診触診」の補講を行うとか、サポートはしています。
 
この辺りは相談に乗っていますので。
 
 
 
1-3. 操体の施術者になりたいが、自分の健康維持増進もしたい
 
これも大事です。
 
操体の特徴ですが、患者さん(被験者)がきもちのよさで良くなるのは当たり前なんですが、操者も元気になってしまうという凄いオマケがつきます。これは、あまり知られていないのですが、第一分析時代から、操体の先生方は長生きが多いのは事実です。
足趾の操法などやっていると、受け手のきもちよさが増幅されて操者にも伝わってきます。
よく「気を盗む」とか言って、操体の操者から「気を盗もう」という人がいますが「快」は盗もうとおもっても、増幅するので(そもそも我々は、快を盗むとかそういう発想はありません)持っていこうとすればするほど増えます。
 
フォーラムなどで数十人で足趾の操法などをやったりするとわかりますが、大人数で一度に快を味わったりすると、空間が「快」で満たされてすごいことになります。これは経験する価値があると思いますが「快」にはとてつもないパワーがあるのです。
 
そしてもうひとつ。操体では「からだの使い方、動かし方」という基本があります。これを最初に徹底的に身につけるわけですが、これが身につくと、運動効率がよく(疲れない)、動作が美しく見える、身心の平静を保つ、などを実践することができます。
 
すなわち、からだを壊さずに、長く現役でいられるということです。
また、これを知ることは、セルフケアに直結しますので、「からだを壊さないように、効率的に使い、なおかつ自分でメンテもできるし、被験者と快を共有することによって、相手のエネルギーを奪ったりすることなく、自分の健康維持増進が可能」ということです。
 
ついでに、操体の体さばきは、コアを使います。
よく「フォーラムの実行委員皆さんはみんなシュッとしてますね」と言われますし「若い」と言われますが、多分これだと思います。