東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

「よくわかる操体と操体法」5

私は何故操体をやっているのか。
 
よくわかる操体といっても、よく分かるのだろうかとまだまだ心配ですが(汗)、引き続き進めます。
 
操体をやっていて、一番「よかったな」と思うのは、操体の臨床を行っている本人も「癒される」というところです。
 
大抵の操者は治療や施術でエネルギーを使い果たしてしまうとか、患者のネガティブなエネルギーや気を貰ってしまうことがあるようですが、操体は被験者と操者が「快」をシェアします。
 
例えば足趾の操法をやっていて、被験者が「快」に包まれている場合、操者にも「快」がうつります。
操者のみならず、同じ部屋や近くにいる人にもうつる場合があります。
 
三浦先生のところに、患者様としてある企業の社長がいらっしゃったことがありました。私も同席していましたが、秘書の方も一緒でした。
臨床がはじまると、あら不思議?社長の「快」が秘書の方に飛んで、彼女も「意識飛び」をしていましたし、何故かお腹が反応して鳴っていました。
後で「快に反応したんですよ」と伝えると納得していらっしゃいました。
 
「快の共有」。
 
これが操体の特徴の一つでもあります。
 
快は、一人占めしなくてもよいのです。「快」は広がります。
 
快といっても、普通に想像しうるような「快」というよりも、生命感覚的な快と言ったらいいでしょうか。
かゆいところを掻いてきもちいいとか、温泉に入ってきもちいいとか、性的な快とかというよりは「原始感覚的な快」です。この辺りは個々の感覚もあると思いますが、操体で言う快とは、根源的な快なのです。
 

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