「よく分かる操体」というタイトルながら、「よくわかる」ように書けているかどうか、少しばかり心配になってきましたが(笑)、引き続きご紹介します。
たまに、
「つま先上げ」と「膝倒し」「カエル足」というのは、一種のスラングだと思って下さい。日常的に使うのは構いませんが、シンポジウムとか公の場で使う言い方ではありません。
我々は、「足趾の背屈」とか「膝の傾倒」「伏臥位膝関節腋窩挙上」というように言ってます(プロだからね)。
順番をつけてパターン化すること、よくアメリカの手技療法家がやります。
パターン化すると、教えるほうは簡単ですが、応用力に欠けることになります。
臨床は、常に想定外です。パターン化された被験者なんてまずいません。
操体の勉強に時間がかかるのは、そのためです。「見立て(診立て)」を学ぶにはある程度の時間は必要です。
というのは、ボディの歪み(や軸)を正すことによって、二次的に症状疾患を解消する、というのが操体だから。
なので、操体は「想定外」には強いのではないかと思います。