東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

私のズッコケ操体クロニクル~その1~

香さん
一週間の投稿ありがとうございました。

今日から、瀧澤一寛のズッコケ操体クロニクルです。
よろしくお願い致します。



鍼灸マッサージの国家試験を終えて、「ほっ」と一息ついた頃。

学校側が用意してくれたのは、外部講師を招いての特別授業だった。

出欠は任意だったけれど、同級生に誘われて参加した一日目に、「操体法」との出会いが待っていた。

講師を務めてくださった先生は「操体法をしてから鍼をすると、効果が長持ちする」、確かこんなことをおっしゃっていたような記憶がある。

目の前で見せてくださったデモンストレーション(腹臥位での下肢の腋窩挙上など)は「楽な方に動かす」とってもクラシックな操体法だった。

左右差があったモデルの動きが、操法後は左右均等になった。

それを目の当たりにして、「動きでバランスがとれるのはおもしろいな」と興味が湧いたりしたけれど、

その日の帰り道に、「でも、あれってすぐに元に戻るよね」といった同級生の一言に、

「やっぱりそんなものなのかな」とそれっきりになってしまった。