香さん
一週間の投稿ありがとうございました。
今日から、瀧澤一寛のズッコケ操体クロニクルです。
よろしくお願い致します。
鍼灸マッサージの国家試験を終えて、「ほっ」と一息ついた頃。
学校側が用意してくれたのは、外部講師を招いての特別授業だった。
出欠は任意だったけれど、同級生に誘われて参加した一日目に、「操体法」との出会いが待っていた。
講師を務めてくださった先生は「操体法をしてから鍼をすると、効果が長持ちする」、確かこんなことをおっしゃっていたような記憶がある。
目の前で見せてくださったデモンストレーション(腹臥位での下肢の腋窩挙上など)は「楽な方に動かす」とってもクラシックな操体法だった。
左右差があったモデルの動きが、操法後は左右均等になった。
それを目の当たりにして、「動きでバランスがとれるのはおもしろいな」と興味が湧いたりしたけれど、
その日の帰り道に、「でも、あれってすぐに元に戻るよね」といった同級生の一言に、
「やっぱりそんなものなのかな」とそれっきりになってしまった。