今日が最終日となります。
今回の「何を学んでいるのか」というテーマをいただいて今感じていること。
「何を学んでいるのか」と自分に問い続け、それに応え続けるということが、いかに大切かということです。
それによって、自分が今取り組む課題やテーマも見えてくる。
学ぶ姿勢は生きる姿勢と重なります。
「からだ」のご縁を頂いて出会う人達に、操体を健康維持増進学として伝えていけるように、理論も実技も学び続けています。
ただ、理論や実技を学んでいることをもって、それを学んでいるとは言えないな、とおもうようになりました。
なぜなら、それは「答え」ではないからです。
理論にも、実技にも、「感覚」という「からだからのメッセージ」があります。
「感覚」という個々に委ねられることを、いかに「からだ」で受け取っていただけるか。
「からだ」で受け取っていただいたことが、ほんとうに健康維持増進につながってくるのか。
これまでがそうだったからではなく、今自身が取り組んでいる中で応え続けていくことです。
操体を学問として繋いでいる流れの中で、自分が今どこに、どのように立っているのか。
それが感じられれば、流れの中で「ながれ」の方向性も見えてくる。
「今」に必要な変化にも意識が向くようになってくる。
わたしたちを生かしてくれている「からだ」も常に環境の変化に適応し続けています。
操体のことばで言えば、「からだ」は空間と調和している。
それは「生命の意志」です。
「からだ」と自分が重なっていると、変化に応えていく意志を持つ、ということもまた「からだ」と共にある、と感じられます。
そして、空間と調和することを「からだ」にとっての「快」と捉えるなら、変化に応えていくくとは自分自身にとっても「快」なのだ、とおもえてくるのです。
一週間ありがとうございました。
明日からの寺本実行委員にバトンを渡します。
よろしくお願い致します。