東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

生き方の自然法則って?⑦

(続き)

 

「息・食・動・想・環」が、「生き方の自然法則」となるのであれば、

「想念」に受け入れる「意識」、言葉の使い方・捉え方、運命のハンドル。

 

大切なのが「大脳新皮質」であると、自覚できない偏りがあるならば、

そこに気付けば「生き方の自然法則」は、受けとることのズレにある。

 

類人猿と異なる能力を、現代人は大きく評価されることで発展させ、また、

大脳新皮質による理性が、その限界を留まることなく生み出し続ける特徴

を持ったことで、偏りの捉え方を自覚しないまま捉えてしまうこともある。

 

「からだ」で捉えること。

からだから受けとった感覚。

からだからのメッセージで、生かされた意識。

 

生命の基本としての細胞の感覚、組織の意識、それらをつなげての全体。

シンプルに原始感覚の軸に支えられてこそ故の、大脳新皮質一体の存在。

 

「からだ」は言葉を産むのか。

 

「大脳新皮質」は「からだ」を支配し、言葉を生んでいるのか。

 

本来の環境は創造するところから、矛盾の無いよう不自然の生まれぬよう、

自然に流れるよう、捉える必要性があるのではないか、と考えて生きたい。

 

橋本敬三先生は、

「野次馬、それもずるい野次馬になれ」

「カラスは頭が良いよなぁ、やっぱり野次馬根性が大切なんだ」と進言、

世の中を、知的な好奇心で肯定し、ウソかホントか試しなさいと語った。

 

自分勝手ではなく、重心のズレを調和させた感覚のなかで生じる鮮度の間。

そこで生じた学問を紡いでいく、生き方に自然法則は快く微笑んでくれる。

 

 

最終日まで一週間のお付き合い、誠に有難うございました。

明日からは、久慈在住の瀧澤(たきさわ)副実行院長の登場です。

お愉しみにお待ちくださいませ。