東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

臨床と生活にいかす操体法④

「力を抜いて」とよく聞きますが、力が

抜けない方も臨床上よく見受けられます。

 

このような力が抜けない方は、

常に力が入っていることを自分で認識

できていないので、

本人の意識と「からだ」の意識にズレ

がある状態とも言えるでしょう。

 

臨床上、前回までにお伝えしていた呼吸、

もしくは「からだ」の正当な使い方を

学ぶことで改善することは多く体感します。

 

力が必要以上に入っていないときには、

あるルールがあります。

 

それは「からだ」のある働きを感じて、

その働きが、より摩擦が起こらないよう

に感じる、その意識があるかどうかです。

 

 

例えば、膝の裏筋が緩んでいること。

後方に重心が乗りすぎていないこと。

 

また、体側面にどのような意識を向けて

いるか、にもつながってるのです。

 

これらは、他人に代わってもらえるもの

ではないため、自力自療の分野になりま

すよね。

 

他人といえば、「想念」。

そもそも自分で治ろうとしているか。

 

治ろうとしていない患者は時間もかか

りやすいことが、臨床では多く見受け

られるので、臨床は生活の表裏一体で

すから、厄介なパターンに陥ります。

 

「想念」に繋がる生活の自然法則は、

バランス現象そのものなんです。

 

              (続く)

 

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