東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

臨床と生活にいかす操体法③

吐く息(呼気)を通しながら体を動かすことは、あらゆるエクササイズ

でも、当たり前のように指導されていますよね。

 

これは、体一つ一つのパーツが意識しやすくなることによって行われて

いると思うのですが、逆に、全身のつながりは意識しないと、もしくは

訓練しないと、動きの糸をたるませた状態の部位別になってしまうよう

な感覚になりがちです。(理解し、それを狙う訓練なら、いいんです)

 

それを、吸う息(吸気)を通しながら「からだ」をうごかすことにする

と「うごき」はゆっくりになりやすく、そのゆっくりとなったうごきは、

常に、緩みすぎることなく、張りつめずのような状態でつながります。

 

それは、「吸気」と「うごき」が、全身につながってくる固有感覚です。

 

四肢末端から、全身のつながりを感じながら、流れるうごきをつなげる。

そんなことが可能となってくる、ということに気がつかれるでしょう。

 

このように「操体」の臨床と生活における生かし方とは、呼吸一つとっ

ても、感覚をきき分けること。

 

自分の意識というよりも、「からだ」そのものが感じているものを受け

とり、自身の感覚としてのスイッチも入りやすくなるのです。

 

いたいうごきや、つらいうごきが、不快なうごきなのでなく、そのもの

の感覚を、シンプルにきき分けている、「からだ」の、もともとの働き

によって、「快」つまり、不快が消えることは、臨床でも多く感じます。

 

生活にこれを活かすときには、様々な工夫を覚える必要などありません。

なぜなら「からだ」には、ある一定のルールが存在しているからです。

 

                           (続く)

 

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