本日で最終日になりますが、私が操体の中で得てきたことは「からだと仲良く出来る付き合い方」でもありました。
操体は橋本敬三先生が示された哲学の下に常に進化してきましたが、その進化の方向性は「いかにからだの声を素直に聞けるか」にあります。
臨床においても、自身の生活が生きることにおいても、その声に素直に耳を傾け、そしてからだがしてくれていることに感謝する。
そこにはそれまで自分が培ってきた過去の経験や知識ではなく、現在の感覚に委ねること必要です。
それを理解していく為にも「しゅぎょう」には足し算だけでなく、引き算が必要なことなのです。
最後になりますが、数年前のフォーラムである実行委員が言っていた言葉があります。
「からだの動きは己の支配下にあるものではない」
私の操体における「しゅぎょう」とはこれを理解するためにしてきたものだったと思っています。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
明日からは半蔵さんが担当致します。
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