東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

臨床と生活にいかす操体法(初日)

こんにちは。畠山裕美です。
前回に引き続き、臨床と生活にいかす操体法、ということでお話したいと思います。
 
私は長らく「臨床畑」にいます。
医師が創案した治療法(でもありますが、生き方のガイドラインもあります)として、診断(動診)と治療・施術(操法)という面で操体に関わってきました。
この辺りはプロの特性というかサガというか、研究しすぎて何だか小難しい話になってしまう。
小難しいのではなく、重箱の隅をつつくように操体を学んでいるので、そうなってしまうんですよね。
(自分のブログなどでは、臨床家向けに書いているので、一般の方が読むと「なんじゃこりゃ」と思うだろうなといつも思います)
 
ちなみに、有名な話なので、操体に興味のある方は覚えておいてくださいね。
 
操体の創始者、橋本敬三先生は、
 
患者さんには「簡単ダヨ」と言っていたそうです。わら半紙にガリ版で印刷したものを手渡していたとか(ガリ版って、今知っている人はどれくらいいるんでしょうか。昭和40年代頃まではガリ版というか謄写版印刷というのが結構ポピュラーでした)。
 
しかし!弟子には「よくこんな難しいことに足をつっこんだな」と言ったそうです。
あと「操体は儲からない」とも。
 
そして
「よく、こんな難しいことに足をつっこんだな。でも操体は面白いぞ。一生たのしめるからな」
 
我々は「面白いぞ。一生たのしめるからな」にはまったわけです。
 
確かに面白い、そして一生たのしめると思います。
 
春のフォーラムは4月29日に開催です。