さて、触れない(口頭で複数の人に操体を指導する)操体臨床をしたい私にも運良く、口頭で指導する機会が巡ってきました。
それまでも自治体などのイベントで、誰かをモデルにして実技を見せるというのをやっていましたが、一人をモデルにして操体を行っていると、
「私は腰が痛い」「私は膝が痛い」のように「私もやって」状態になります。
以前地域で操体法の指導をしていた看護師さんから聞いた話しですが、セルフケアや二人で行う操体の指導に行ったものの「操体やって(治療して・施術して)」ということになり、結局は全員に操体の施術を行うことになり、疲れてしまうのです。
話は戻ります。
私が口頭で操体の指導をするチャンスに恵まれたのは、新宿にある某カルチャーセンターでした。
東京操体フォーラム相談役の巻上公一さんのご紹介で、数回の操体のクラスを持つことができたのです。
ここに行くまでに私が練習したのは、三浦先生の言い回し(これは完コピできる)の練習と「からだに向かって伝える」(これは説明が難しいのですがからだに直接語りかける方法です)、フィットネスクラブのダンス系のインストラクターの声のかけ方などですが、やはり一番ためになったのは師匠、三浦先生の言い回しでした。