東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

触れない操体臨床 初日

こんにちは。東京操体フォーラムの畠山裕美です。
 
テーマが「ふれる」ということで、色々考えてみましたがまずは「触れない」ということにも触れて?みようと思います。
 
触れない操体臨床、というと「えっ、触れないんですか?」(いわゆる「飛ばしってやつ?気功?)のようなことを想像するかもしれません。
 
勿論「臨床を飛ばす」というのもあります(あまり公にはしていませんけど)。
 
しかし、その前に、操者が被験者に触れずに、口頭で指導するという操体の動診も存在します。
 
私がこの話を最初に聞いたのは、三浦先生からです。

三浦先生がカルチャースクールから依頼されて操体のクラスを持った際のこと。
普通の臨床では勿論患者さんに解除補助を行って(触れて)いるわけです。
しかしカルチャースクールには生徒さんが多数いる。
生徒さん一人一人に解除補助しているわけにはいかない。
ということで、口頭で指導するということを考えたそうです。

私などは三浦先生の「口頭実技」をみて「なるほど、ああやればいいのか」と、見て再現しているだけなので、わりと呑気なものですが、最初に考えた師匠は凄いと思った次第です。