五年ほど前から、あるテーマにむけての執筆が今なおつづいている。
その間、千枚以上の原稿が清書され、何百ページにもとじられている。
しかし、終わった訳ではなく、今もなお、執筆が加速し、新たな展開を見せつけてくるのだ。
だからといって、何枚もの原稿を一度に仕上げられる訳でもない。近頃は「サーカスの綱渡り」のようだ。そろそろ種切れになってしまうのか。もう書けなくなってしまうのかと思ったりする。
私は、毎朝、何らかのメッセージを受けとっている。日誌をつけているなかに、そのヒントが短い言葉でおりてくる。運ばれてくる。その日、限定のメッセージである。その短い言葉から、新たな発想の展開が生まれ、そのテーマは、厚みを加え、成長していく、ようである。だからこそ、これで「いい」と容易に妥協しないことだ。私の手元から離れていくまでは、これで「いい」と決めつけるな。いくら見直しても、これで「いい」ってことはない。だから見直すんだ。この世間も妥協のない世界。変化を生みだす、世界である。