東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

七日目

「楽と快はちがう」どう違うのか、そして動診と操法にどう快の問いかけを生かしていくのか、そして「感覚を重視しろ」と話されたこと、これは運動分析から感覚分析への転換を求めているのであった。そのことを書き示したのが、この処女作である。

 

しかし、未だ多くの者は先生のこのメッセージに対応できずに混迷しているのである。

 

感覚分析とは右脳的な捉え方である。

思考的(左脳的)なとらえかたではなかなか理解できない。そもそも理解するものではなく感覚するものであり、からだにききわけてわかることである。

 

年月をかけ学んでいくうちに、その都度、その都度、新たな課題をつきつけられる。それが操体の学びの深さなのである。

妥協していられないんだね。

 

操体を学びつづけて思うことは、操体とは人間(個人、人類)にとって、いつの時代も必要不可欠な智の財産だなと思う。

智の財産に含まれるものは、何百年、何千年も前の先人達が残していた書物に触れても、ありがたく尊いことである。

 

どうありがたく尊いのかは、一人一人の人生の中で、つかんでいくことですネ。

 

つかんだものには、確かな意味がある。

 

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一週間ありがとうございました。明日からは三浦寛幸が担当します。