東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

六日目

それだけ予約が入っていたということは診立ても、臨床の腕も上がっていたのであろう。

しかし、自分の時間は極端にそがれていた。

まさに酸素不足のコイだ。


では脳ミソが腐らぬ手段はと考える。そうか、自分が学んだことを本にすればいい。

 

操体に関する作品を本にまとめていくこと、それが39歳で柏樹社の社主中山信作社長から「君が考えている操体法を本にしないか、橋本先生の承諾は得ている」という誘いであった。

 

それが第二分析の問いかけをテーマにした「操体法治療室」であり、私の処女作である。当時先生が85歳、第一線から手を引いた年、先生は操体法の新たな認識(テーマ)をメッセージとして話されたのである。

 

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