環境も、「家」も「からだ」も丁寧に扱う。
感謝に繋がるように大切に意識したい。
それを、代々自分の責任において、大切に発酵させながら使い続けていく。
丁寧に扱う。
自分のだけのモノという捉え方を外し、「からだ」をお借りしているといった意識を持てば、まさに、熟年以降も熟成させていくことができる規格・構造であり、デザインなのである。
今風の住宅は、壁が多く、窓がないようなデザインが流行っている。
昔は、掃き出しの窓が主流で、箒で塵を外へ出し、換気は常に窓で行っていた。
今は循環式換気扇で、常に空気が循環すれば、窓は必要最低限で良いといった考え方になる。
日本の住宅、そして海外の住宅、それぞれの環境に合わせ、丁寧に使い続ける意識を持てば、
実は、最も新しい住宅というものが正解と言う事はないだろう。
ヒトの「からだ」も、数百、数千年の間に一気に変わる事は無いし、また今後も極端に変わる事はないことを考えれば、丁寧に使い、丁寧に発酵することを目的に、熟成させていくように、丁寧に扱えることこそ、「健康増進医学」といえるだろう。
言葉遣いも同じである。
心がけて良き言葉であれば、言霊は宿り、正しく美しき姿を成すだろう。
人生100年時代といわれて久しい。
六~七十年経ったらガラクタだとか、「老化現象」だとする意識こそ是正して頂きたい。
生まれてくるとき、亡くなってあの世に還るときは、裸一貫となるのだから大切して欲しい。
ヒトの言葉は運命のハンドルであって、
森羅万象、神仏の計らいごとでもある。
霊長類にあって、唯一発声による認識行動の文化社会を構築している。
その言葉も、「からだ」あっての賜。
「からだ」を卑下することにより、
いかに生き方をつまらなくさせているか。
勉強すればわかってくる「操体」では、
法則も真理あってのもの。
時には辛い痛みさえも感じることがある。
しかし、「からだ」は本人にも理解してほしいからサインを出しているのだ。
ワケがある。
救われている、そのワケを感じとれる!
健康増進に適う、その道標となる「操体」
コツコツを学んでおのずとわかってくる。
それでは、
一週間のお付き合い有難うございました。
明日からは、瀧澤副実行委員長の登場です。
お愉しみに!