東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

「改めて見直してみる ~その3」

先日家の掃除をしていると、父や母、昔の友人から渡された手紙が出てきました。

 

不思議なことに当時読んで感じたことと現在読んで感じることは全く受け取るものが変わってくるのです。

 

あの時、両親が私に伝えたかったことが当時理解出来なかったことが現在になってみると分かるのも私が両親の言葉を胸に生きてきたからだと思っています。

 

それは当たり前のことのように思いますが、なかなか出来ないことであの言葉がなければもしかすると私は操体の門を叩いていなかったかもしれません。

 

 このようなことを感じながら自身と操体との繋がりを見直してみると、人と人との繋がりも学問にしていくことにおいて非常に大切なことだと思えます。

 

これは技術やテクニックを継承していくことよりも遥かに大切なことで、現在も昔も「意志」と「意思」を通じて繋がっていくことが自分が一生涯学んでいくことにおける秘訣なのではないでしょうか

 

三浦先生が橋本敬三先生の弟子として師が成し得なかったことを成そうとしているのも、その一つ一つのメッセージを大切にし想いを紡いてきたからだと思います。