操体は直実に進化を遂げている。
橋本敬三先生の時代に遡って、
その地点から現在の景色を想像することは
果たしてできただろうか。
そんなことを考えてみる。
とても重要だと思うのは、
この操体に起こっている「進化」が
水たまりをぴょんと飛び越えるような、
起こり方をしてはいないという点。
寧ろたっぷりと時間をかけて、
じっくりと検証をした結果、
起こるべくして起こっているような気持ちにさえさせる
変化の仕方で成り立っている。
そういうことを、ここ数年傍で学ぶ機会をいただいて
目の当たりにしてきた。
操体は、改めて見直し続けることを通して
学問を発酵させ続けている。
2019年春季東京操体フォーラムは4月29日の開催です。
テーマは2018年秋に引き続き「身体芸術と操体」です。