再度言います。
山風蠱の初爻(初六)
「父の蠱を幹す。子あれば考咎なし。厲うけれども終に吉」
ちちの こを かんす。こあれば ちち とがなし。あやうけれども ついに きち。
先人の作った制度やきまりというものは、それがたとえどれほど優れたものであっても、必ず時とともに弊害が出てくるものなのさ。
これは先人が悪いというわけではなく、制度というものの持つ本質と考えなければいけないのだね。
だから後に続く者達は、常にその見直しをしなければいけない。
それが出来れば、途中、ちょっと危ういことがあっても、長い目で見れば吉さ。
★つまり、先代から受け継いだ間違いを後に続く者がが正すこと。それを正してくれれば、先代も咎められることはない、ということ。
見直して、時代と環境に適ったものに進化させていくことが、我々後から続く者の役目です。
2019年春季東京操体フォーラムは4月29日開催です。