東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

「からだ」で植物を感じること⑤

頭で理解したり、きもちで共感したりすることもできる。

 

その前に、「からだ」で共振、共鳴することもできる。

 

思考や感性でキャッチする前に、原始感覚で振動をキャッチすること。

 

先日の岡村実行委員のブログの中で紹介されていた、「なぜ植物は緑色をしているのか」という真実。

 

 

blog.tokyo-sotai.com

 

 

blog.tokyo-sotai.com

 

このことを初めて耳にしたとき、猛烈に感動しました。

 

折しも植物的な「食」を営んでいた時期です。

 

継続的な「からだの学習」の中でひびきあうことはあります。

 

 

人間も生命体である以上、代謝活動は必須です。

 

むしろ、代謝活動をしているということが生命体の一条件、と捉えることも出来ます。

 

「生きている」ということは、繋がりの中でエネルギーや物質をいただいて、それを熱エネルギーとして宇宙に放出し続けること。

 

息、食、動、想は自らの意思で営むことができるけれど、まず環境から有難くありのままをいただいて、無駄に摩擦を生じさせない生き方も可能だよ、ということも「からだ」の中の「植物」は感じさせてくれるのです。

 

欲で反応すればギブして終わりということも、感謝しながら、いただく、委ねるという姿勢であれば、人間もギブアンドギブでつなげていける。

 

「ウソかホントかやってみて この味をつかんだら教える責任がある筈」

 

「からだ」に満ちる「愛」を伝え、共に生きることは植物的である、ということも感じ取れてくるのです。