からだの外で起きている出来事を、本人は気が付いていなくても、からだの方ではしっかりキャッチしている。
季節がくると、頭を悩まされる人も多い「花粉症」も、
いち早くからだの方でその到来を感じ取って、本人に体調変化として伝えてくる。
花粉症ではないけれど、私も季節の変わり目は体調を崩しやすく、
恥ずかしながら、体調を崩し始めて、「あ、季節が変わり始めて来たな」と後から気が付くこともある。
先日、兄弟子から教えていただいたが、気候や気圧の変化によって体調を崩す現象を「天気痛・気象病」として、診断治療の対象として診ることもすすんでいるとのこと。
目に見えない変化やからだから物理的に離れている現象を由来にして、それをからだの方でキャッチしていることの確かな証拠。
花粉症や天気痛は現象としては、結構シンドイことに感じられる。
一方で、ある面においては機械よりもよほど正確に環境情報を受け取る、からだに備わっている感受性の可能性を感じさせてくれているようにも思う。