東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

私のセルフケア・・・2

おはようございます。

 

腰痛に効く動きはありますか?

○○病を治すには、どんな動きをすればいいですか?

 

橋本敬三先生の現役時代から現在まで、こういう質問は多いと思います。

ですが、操体には特定の症状、疾患に対する動きというのは無いのです。

 

仮にそういう動きがあったとして、その動きを忠実に再現できるでしょうか?

概念的には、そのように動けるでしょう。

しかし、その内容、動きの質としてはどうでしょうか?

動きというのは、からだと共にあり、歪みがあれば当然からだの動きも変わってきます。

生きている限り、歪みと無縁でいるわけにもいかない。

症状、疾患をかかえている人ほどボディの形態にも大きな影響を及ぼし、からだ本来の動きを妨げてしまっている。

そのような状態で、決めつけの動きをとおそうと思っても、自分の思惑通りにいかないのは当然であり、無理をからだに強要すれば、かえってバランスを崩し、良からぬ結果を招いてしまう。

 

治すのは自分のからだであり、からだに備わる治癒能力を高めるには、バランスを調えていく事の方が重要なのです。

その為に、からだにききわける必要があり、バランスを崩していれば、なおのこと動きの感覚は快、不快を基準に顕在化しているのです。

快適感覚をききわけ、快適感覚によって調和を密にし、バランスを向上させていく。

そこに、どの動きが何に良いとか、そういう決まりごとはないのです。

それよりも快適感覚の質が求められる。

意欲と追及の仕方次第で、どんな人でも実行できるし、どんな人でもセルフケアにつなげられる。

 

2021年春季東京操体フォーラム開催
2021年4月29日(木)昭和の日にオンライン・会場で開催致します。
テーマ「操体法クロニクルズ2~呼吸とセルフケア特選~(仮)」

www.tokyo-sotai.com

「発表者からひとこと」「実行委員からひとこと」

随時アップデートされています。

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