おはようございます。
実行委員ブログ、今日からは友松が担当いたします。
どうぞ宜しくお願いいたします。
今回のテーマは「私のセルフケア」となります。
セルフケアと聞いて、思い浮かんだのが「自力自療」という言葉でした。
操体は、動診をはじめ自力自療だと昔から言われています。
これは、他力ではなく、自分で動いて治すから自力自療と考える人もいるかと思います。
しかし、それだと短略的すぎて大切な事が抜け落ちてしまいます。
動きの感覚を、からだにききわけて、はじめて自療につながるのです。
これは、動診だけでなくセルフケアにもつうじるものがあります。
自分が動くという事は、からだの動きも加わって、流れが生じる事であり、部分の動きも全体に波及し、空間を巻き込んだ循環が生じる。
そして、その循環は調和を求めている。
調和に向くうえで大切なのは感覚であり、からだは快、不快を識別する原始感覚を元に、調和に向けて結びついている。
調和に向けたからだの結びつきは、動いている自分にも感覚をとおして調和を求めてくる。
私は、はじめの頃、快か不快かを選択的にききわけ、不快であれば「それ以上やるな」という事に意識が向きがちだった。
しかし、継続してからだへのききわけをとおしていくうち、不快のサインも「これは不快だからやるな」ではなく「これをやるのだった、こういう使い方、動かし方をしてほしい」というような、からだの快に基づいた快に向けてのサインと感じられるようになっていった。
不快からは逃げていい。はじめのうちはそれで良いと思うが、逃げてばかりもいられないだろう。
感覚的フィードバックに基づいた工夫も大切であり、不快に感じたことも気持ちよく感じられるよう快を膨らませていく前向きさも必要だと思う。
これは、セルフケアにおいても大事だと思うし、生き方にも関わっていると思う。
2021年春季東京操体フォーラム開催
2021年4月29日(木)昭和の日にオンライン・会場で開催致します。
テーマ「操体法クロニクルズ2~呼吸とセルフケア特選~(仮)」
「発表者からひとこと」・「実行委員からひとこと」が
随時アップデートされています。