東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

感境

おはようございます。

瀧澤実行委員、一週間のブログ投稿ありがとうございました。

本日からテーマ「環境」のバトンをいただいて、寺本が投稿致します。

よろしくお願い致します。

 

「環境」には「からだ」という切り口から眺めてみると、その外側での出来事と、内側での出来事があるように思います。この両環境は見えないところで、連絡を取り合い綿密に影響を受け合っています。

 

からだを使わせていただいている「本人」は、その環境に、もうひとつ影響を与えている存在です。生活態度の影響が、からだの外側では自然環境につながり、またからだの内部の環境にも様々な影響を与えることになります。自分で書いていて耳が痛いですが、自然のバランスと相容れないような人間の振る舞いは、環境問題につながります。からだの内部環境のバランスに調和の取れないような振る舞いをすれば、同じように内部環境問題に発展します。

 

どちらの環境に対しても、その情報を適切に「受信」する能力が人間側の方でうまく機能していない状況があり、それが当たり前になりつつあるのではないかと思います。

これには鈍感だけではなく、受信するためのアンテナが敏感になりすぎていて大変な思いをしている場合もあるでしょう。

 

適切な受信がなされていないと、それは発信することにも影響します。

感じるということのバランスについて、からだの外と内の両面から、もう少し向き合ってみることが必要になっているのではないかと思います。

 

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