おはようございます。
昨日は、呼吸、飲食、身体運動、想念の生命活動の営みと、空間をはじめとする環境とは、同時相関相補連動性という性質を持って密接に関連し合っており、身体運動のバランスがよくなれば、他の呼吸、飲食、想念もよくなり、空間との調和が密になる。あるいは空間との調和が密になり、それぞれのバランスもよくなり、全体的なバランスがよくなっていく。と書きました。
しかし、身体運動のバランスを良くするといっても、自分の思惑だけで良くしようとしても無理がある。
よくスポーツが健康に良いという。しかし、スポーツ障害でスポーツが出来なくなる、あるいは出来なくなった後もスポーツ障害に悩んでいる人は多い。
特定の競技で、よい成績を収め様と身体運動の偏りを顧みずに頑張って、からだに無理を強いていては、バランスを崩していく事は目に見えている。
自分のからだというものに関心を向ける必要がある。
心とからだは2にして1、1にして2。からだは大自然の一員であり、普段は自分にも合わせてくれているが、自然の摂理に従い自律している。このからだが無ければ、自分の存在も無いのです。
自分の意識的な身体操作も、無意識のからだの動きに支えられている。この、からだの動きと調和できていれば、身体運動のバランスもよくなる。
しかし、ほとんどの人はからだの動きというのを知らないし、目を向けようともしない。
この、からだの動きを学ぶ事も大切なのです。からだの動きが発動されてくるほどバランスはよくなります。
からだの動きを学び、からだの動きが発動されにくい状況を正していく。
正していくには、空間との調和が不可欠。
この空間には重力や、呼吸をさせてくれている優しいイノチがある。
ボディの歪みを正すという観点からも、空間との調和は不可欠。ボディの歪みの元を辿れば、重力を有する空間との調和が上手くいっておらず、軸も崩れるからだ。
操体の第2分析の臨床でも、動き始めは自分の意識でも、自然な連動が促される程、無意識のからだの動きが発動し、全体の調和に向けて気持ちよさもききわけられてくる。
そして、からだの要求に則した気持ちよさ程、からだの動きが空間との調和に向けて発動し、呼吸も変わり更にからだの動きは空間との調和を密にしてくる。気持ちよさの質が高くなる程、この気持ちよさを味わう時空の質も量も高まる。
そして、この時空では同時相関相補連動性の性質も高まり、心の持ち方( 想念 )にも影響し、からだのバランスがよくなった上で、心もからだを尊重したよいバランス状態へと変化していくのです。
正に身心一如。飲食活動もからだを尊重した上で、自分でも満足できるものへと変わってくるのです。
当時は第2分析が主体でしたが、今はからだの動きの研究が進み、当時より効率的に、からだのバランス制御、ひいては心とからだのバランス制御が可能な診断分析法へと進化してきています。
その進化の牽引者である三浦寛先生の独演会が7月15日(海の日)に行われます。
興味がある方は、こちらをどうぞ。
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今年も操体マンダラ、海の日に開催致します。
※「操体マンダラ」とは?
三浦寛が一日、操体の最新情報について語る、操体三昧の一日です。 弟子一同にとっては「師匠孝行する日」。
東京操体フォーラムや、通常の講習では語りきれないことを、
存分に出していただこうという算段です。 今年からはリクエストにお応えして、10時〜21時の開催になります。
昼食会 サイン色紙&ツーショット撮影会
足趾の操法®アドバイザー認定、操体プラクティショナー認定式、
今年より「足趾の操法指導者」認定を行います。
開催日時:2019年7月15日(月)海の日 10時〜21時 ルーテル市ヶ谷センター
★予約制で、当日の参加受付はありません。ご注意下さい