東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

私がずっと、植物嫌いだったワケ 二日目

性格的なものなんでしょうが、私は飽きっぽくありません。
一度凝ると、ずっと好きです。
操体がいい例ですね(笑)。
 
私は本好き、特に子供の頃は図鑑が大好きでした。
小学校1年と2年の時は、ポケット植物図鑑がお気に入りで、いつも読んでいました。
この頃は、気に入った本を読んで読んで読みまくり、暗記するくらい読むような感じです。
 
ところが、うちの親というのが、
 
「この子は夢中になりすぎる」と
 
いうのを怖れたんだと思いますが、
(多分、普通の子と違うことが怖かったのではないでしょうか。昔は、子供の個性を伸ばそうとかというよりは、他の子と一緒、出る杭は打たれる、そんな考えがあったんですね多分)
 
その、私の最愛のポケット植物図鑑を隠したんです。
 
私は勿論家中探しました。探して探して探しまくって、見つけました。
 
その時に、味わったのは、親に対する絶望です。
 
しつこい私は今でも「あの時隠したよね」というのは、うっすら覚えています。。
 
自分が愛してやまない植物図鑑を「この子は夢中になりすぎるから」と言って隠すというのは、私にとっては大きな衝撃であり、不信感となりました。
 
多分その時のショックで、しばらく植物が嫌いになったんだなと、後で気がつきました。
 
最近は「子供の『好き』は伸ばそう」という風潮がありますが、いいことだと思います。
 
そして私は古典の『虫めづる姫ぎみ』(虫が変態的に好きなお姫様の話)を何となく思い出すのでした。
 

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