おはようございます。
臨床は臨生でもあり、新たな自分自身へ生まれ変わる場でもあると思う。
新たに、より良く生まれ変わる為の、動きと呼吸。
操体の臨床は、病んだ部分を操者(施術者)が治すという修理をするような場ではない。
操体臨床の目的は、症状、疾患を治すのが目的ではないという事。
今、生じている症状、疾患現象は、生活(生命活動)の間違いから起こっているのであり、その根本である動きと呼吸を正していく。
正していく過程に於いて、今、生じている症状も治まりがついていく。
治まりをつけていくのは、被験者のからだであり、からだの求める動きと呼吸がより良く導き出せるよう、操者(施術者)はお手伝いをする。
被験者も、意識や感覚をとおして、からだの求める動きと呼吸により、良くなっていく過程に立ち会っている。
他人事ではなく、自分事なのであり、そこで得たもの学んだことを、普段の生活のなかでも活用すべきであり、そうすることで再発しづらくなるのは勿論、今までよりもより健康に生まれ変わっていく事が可能となっている。
症状疾患に囚われる事なく、健康回復、維持、増進を目的とするのが操体。
それは臨床以外の普段の生活でも同じ事。
結果は自ずとついてくる。