操体臨床の際に、操者が用いることば。
それは空間を介して、伝わっていきます。
相手に。からだに。操者自身に。
操法の際に、介助を与え、接触しているからだ。
皮膚に触れているその様子からも、
からだがたしかにことばに反応しているのが感じられてきます。
操体を学んでいる私たちは、操法の中でつかわれることばのひとつひとつについて
確認しながら学んでいきます。
からだがどんなことばに、どんな反応をするのかを学習しています。
この学習は臨床のなかでも大きな影響を与えることですが、
その枠を越えて、操者自身の日常生活の変化にもつながります。
ことばを、からだを、空間を介して、つながっているのを感じます。