昨日は「手」を使う「接触」の習慣について書きましたが、
同様に「足」で接触することについても興味深く感じています。
直立二足歩行の人間は立つ、歩く、座る、立ち上がるなど、生活の基本動作のなかで、足の裏を地面に着けて生活しています。
そのなかで、「足の裏で触れている」という感覚意識をもつことは意外と多くはないのではないでしょうか。
私は家の中では靴下を脱いで素足で生活しているのですが、素足でいると足の裏で触れている感覚が味わえてとても面白いです。
例えば、台所の空間に入ると、床に落ちているチリやほこり、ゴミなど大小さまざまなものに触れているのを感じます。そんな風に足の裏から情報が入ると、パッと見綺麗に見えても、ほうきでさっさと掃いてみると、チリが結構集まります。
これを一日に何度かすることがあるのですが、毎回同様の量が集まるのが本当に不思議です。
ヒトが生活して動いているから、空間の様々なものもうごいているんだなと感じます。
足の裏から感じる世界。
これも、目でみてもなかなかキャッチできない、接触ならではの情報だと感じています。