今年度春季東京操体フォーラムのメインテーマは、今回のブログテーマにもなっている通り、「臨床と生活にいかす操体法」です。
「いかす」または「いきる」ってどういうことだろうと考えていて
思い浮かんだのは「点」と「点」だったひとつひとつの学んでいたことが、「線」によってつながる、そんなイメージです。
こどもの頃に鉛筆でつないだことのある「点つなぎ」。
順番につないでいくと、気が付いたら一つの像として浮かび上がってくる不思議さ、面白さがありました。
以前、学習している時に気付けなかったことが、実技を通してからだで体験しているときに、急に「あぁ、このことだったのかも」と気付きのきっかけをもらえることなど、繰り返し繰り返しの経験の中で少しずつ味わえることがあると思います。
臨床についてのあれこれとして学んでいたことが、日々の生活のなかでもふとした瞬間につながりをもって感じられることがあれば、それも点と点が線になってつながった瞬間といえると思います。
点が線として感じられることとまた違った感覚で、学んでいることが「重なる・重なっている」のを感じることがあります。
特に、操体はこの学んでいることが重なっていくことを感じられる、からだを介した学問だと思います。
春季フォーラムでもこの点と点が線としてひとつのつながりを持って感じられることや、以前学習したことが、からだを介して感覚を通じて重なるような、そんなきっかけとなる空間となればと思っています。
自分のなかで忘れていた「点」に
灯って、宿って、繋がって、拡がって、重なって、
またその先にいかせる学びの場になればと思います。
一週間のお付き合いありがとうございました。
明日から友松実行委員のブログがはじまります。
どうぞ、おたのしみに。