今回はからだとことばについてブログをすすめてきましたが、少し視点を変えて、こんなこともことばに通じるのではないかと思うことを挙げてみます。
私たちが「間」と呼んでいるものも、ことばを用いることの延長にあるように感じます。
操体の動診・操法のなかでとても大切にしていることばのなかに「ゆっくり」という問いかけがあります。この問いかけは魔法のような言葉で、からだの動き(うごき)を介助・補助するうえで欠かせないものです。
そして、「ゆっくり」ということばをもってからだに問いかけることによって、ほどよい「間」が生まれていくことにもつながっています。
からだがことばをききわけているように、ことばとことばの間の「間」、またことばのなかに含まれているような「間」、そしてことばを介して生まれる「間」もからだはききわけているように感じます。
操体を学んでいると、ことばを通じて実はからだがききわけている「間」のことについて学習しているのではないかと感じます。