体調を崩してからの約一ヶ月の間、からだに対してどのように向き合ってきたのかをずっと考えていました。
ここ数年の間、じぶんの都合をからだに押し付けてきたようにも思いますし、なによりじぶんの負うべき責任の多くをからだ任せにしてきたツケが回ってきたようにも感じています。
医師に病名を言い渡された時に真っ先に思い浮かんだことは「やっぱりな」というきもちであったのも、じぶんがからだに対してずっと負い目を感じていたからだと思います。
からだに対して負い目のきもちや後ろめたさがあると、からだは皮膚や呼吸に何らかのメッセージを送ってくる。
そして時間の経過と共にからだのうごきにも何かしらの障害が起こり、重心の偏差に繋がってくる。
そういったプロセスの中でからだは様々な変化をメッセージとして私達に伝えていますが、大抵痛みや苦痛に捉われ、裏のメッセージに気付けないように思います。
その点においてわたしは痛みと向き合いながらも、それに捉われ過ぎずにからだからの本当のメッセージに気付けたことが本当にありがたいことだと感じました。
お陰様で最近は体調もだいぶ良くなり、少しずつですが以前の生活に戻せてきています。
操体の臨床家として、または操体を学ぶ者として、今回自身の身に起こったことは反省しなければなりません。
しかし、それと同時に患者のきもちやからだのきもちというのも今までと違う角度で見ることが出来るようになりました。
この経験を今後の臨床に生かしていこうと思っています。
2024年秋季東京操体フォーラムは11月23日(土)勤労感謝の日、、ルーテル市ヶ谷センターで開催致します。