いやあ、変わりました。
何が変わりましたかというと臨床の捉え方です。
つまり、「歪み」の捉え方。ひいてはからだとの向き合い方。
数週間前のブログで先輩のO実行委員が
「歪んでるから(こそ、それで)助かってるんだ!!」
と書かれていましたが、現在進行形で操体を学んでいると
その言葉が、こじつけでも、逆説的でもなくスーッと
素直に自分に入ってくるのです。
痛みなんかと同様に歪みは無い方がいい、
治した方がいいというのが世間一般の常識ではないでしょうか。
ご多分に漏れず、私自身もそんな考えのもとで
臨床に携わってきました。ですから、躍起になって
肩の高さを揃えようとしたり、骨盤の高さを揃えようとしたり。
その頃はまさか
「歪んでるから(こそ、それで)助かってるんだ!!」
何て思いもよらず。只々、犯人捜しの如く「歪み」とにらめっこ。
けれども
「歪むこと」もバランス現象と捉えることができたなら?
「歪むこと」で現状のバランスを保っていると捉えることができたなら?
目に見えている「カタチ」という現象にとともに
目には見えない「ハタラキ」にも波長を合わせることができたなら?
操体と出会って、師と出会って、同志と出会って、
私の犯人捜しは終わりました…
痛みも歪みもひっくるめて「からだ」なんであって、
その「からだ」に罪はないとわかったのですから。