おはようございます。
健康とは自分自身で創造していくものである。
創造、つまり健康は人から与えられるものではなく、自分自身で新たな気づきを得ながら、それを愉しみながらつくりだしていくものだと思う。
自力自療が適う。
それが真の健康学だと思う。
これは、保健、つまり健康を守り保つ事を目標に掲げる行政指導型の健康に対する考え方とは異なる。
保健からの考え方も必要だが、それだけでは間に合わなくなってきているのも事実だと思う。
病原排除の公衆衛生など、個人の力だけではどうにもならない事柄に対しては、行政指導型の保健の考え方は有効だと思う。
しかし、健康学に必要なのは、みんなが羅患しない様にするにはどうしたらいいかではなく、個人個人が健康の基礎からの底上げをはかり、誰もが病を寄せ付けないようになっていく事である。
病原排除の公衆衛生も、いき過ぎれば抵抗力、免疫力を弱くしてしまう。
また、排除したつもりでいた病原菌が、更に強力になって舞い戻ってくるというケースも多くなってきている。
病原排除で、まわりの環境が人為的に清潔になっても、やはり自然の方が人為を上まわってしまう。
健康を、行政や学者に任せきりではいけない。
自分の生命、自分の人生なのだから、自分で自然の理と向き合うようにする。
その自分というのは、からだがあっての生命体なのであり、この生命体は最小限、息をし、飲食し、動き、想う、という活動を、環境の中で営まなければ、生命を維持できない。
生命体としての基礎的活動である「息」「食」「動」「想」の4つの営みと「環境」とのバランス、これをどんな環境の中でも自然の理に合わせられるようにして、環境適応できるよう底上げし、間に合うようにしていく。
そうした、日々生まれ変わり、日々つくり出していく健康への自分自身の取り組みのバイブルとなるのが、真の健康学なのだと思う。
日々、まるごと操体。