おはようございます。
先日、昼食をとりながらテレビをつけてみると、所信表明演説の中継がされていた。
その中で首相が、「経済、経済、経済」と強い口調で連呼していたのが印象的だった。
経済も語源を辿れば、経世済民。
経世済民とは、世の中をよく経(おさ)めて、人々を苦しみから救う事だという。
しかし、演説を聞いていると、所得税を減税し手取り所得が増えれば、昨今の物価高でも消費は促進され、お金が様々な人たちに行き渡るようになり、そうなれば国民からの支持率や人気も高まるという思惑が見え隠れしているような感があった。
お金は大切だが、お金を渡せば人々を救済する事や人々の幸福につながるかといえば、必ずしもそうはならないと思う。
お金で買えないものは沢山ある。
一番身近で、これがなければどうにもならないというのが、自分自身の健康や健康寿命であろう。
何をするにも健康あったればこそであり、これから超高齢化社会を迎えるにあたり、問題となるのが平均寿命の伸びに対して健康寿命はどうなのかという事。
本来、健康はお金で買う事などできない。
健康とは自分自身で創造していくものである。
自分自身で健康は創造していくものであるが、その取り組みに対する世間一般の認識の仕方は非常に曖昧模糊である。
時代は、真の健康学を求めている。
操体は、この真の健康学にまるごと活かせるものでもある。
真の健康学こそ、経世済民の済民を担うべきもの。
何故なら、人間の本音の部分には「健康で快適に満足して充分に生きたい」という願望があるのだから。
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