おはようございます。
今週は友松が担当いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
今回のテーマは「あなたに操体・操体法をお薦めする理由」となります。
手技療法の名人、達人と呼ばれる人も、他人様を治せても自分自身は治す事ができない、とはよく言われる事であります。
そればかりか、自分自身の事は顧みず、他人様に施す事ばかりを優先して、健康を害してしまっている人も多いようです。
操体をお薦めする理由を挙げるとすれば、自分自身が健康で真の自然体に近づき、より良く変わっていくほど、操体法を行った時に相手もより良く変わっていくという事が挙げられます。
動診、操法にしても、動きの安定や充実をはかるには、まずは操者がそうした作法を身に着けていく必要がある。
そして快適感覚がバランス制御にはたらきかけ快復、改善につながるのですから、感覚のききわけが重要。
それを念頭に、日々の生活の中にも作法を取り入れ、からだに感覚をききわけながら、自分に問うていく。
その繰り返しが自分自身の健康につながり、自分自身が良くなれば操体法を行った時の相手も良くなる。
そして、相手が良くなれば、またそれが自分にも返ってくるという循環が生まれる。
これは動きの安定や充実という面だけでなく、その先にある快適感覚についても言えます。
快適感覚は被験者が味わうだけでなく、操者も共有できるのです。それによって元気もいただいている。
そのような特性が、操体法にはあるのです。