おはようございます。
「からだにききわける」ということについて、補足というかたちで不快感覚、快適感覚について一昨日、昨日と書いてきました。
からだのサインを無視することなく、積極的に快をききわけていくことは、より良く生きていく方向性として正しい。
しかし、実際の臨床の場で、からだに快適感覚を問いかける動診、操法を行っている施設は、本当に限られてきます。それだけ操体法の基礎を基にした熟練度と勇気が求められるものなのです。実際には、快適感覚のききわけが難しい人も居りますから。
そこで、皮膚へのアプローチ(渦状波®)が、三浦寛先生によって体系化されました。
これにより、被験者本人の意識介入なしでも、からだの無意識に直接快適感覚を問いかけることが、可能となりました。
そして、皮膚へのアプローチは刺激するのではなく、接触ですから、からだに負担を強いる事なく、治癒に向くからだの要求を満たし、バランス改善へと導いてあげられる。
操体法の進化は「からだにとってどうなのか」という、からだからの学びの実践の上での進化なのです。
この症状には、こうすればいいだろうという机上の方法論の進化ではありません。
実際に、からだから学んだ上での進化。
臨床経験50年以上の三浦寛先生は、日々からだからの学びを通じて、従来行われてきた操体法の基礎の基から見直し、快、不快の原則をも超越し、この世に存在する限り絶対的なからだの求め、に応えられるよう診断分析法を新たに発案しました。
それが、新重心理論による「重心の適正化」です。
新重心理論。その体得にも、理論に基づいてからだを動かし、感覚をききわけるという事は必須です。
自分、からだ、空間、この関わり、生かされて生きている中でのヒビキを感じとることが大切と思います。ただの真似事と本物では違うのですから。
三浦寛先生の独演会である「操体曼荼羅」が、今年も「海の日」に開催となります。
「操体曼荼羅」は予約受付のみとなっており、7月12日(木)、今日が最終受付となっております。
行ってみようかなと思った方、あれこれ迷わず、Yesでお願いいたします。