東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

ふれる・・・6

おはようございます。

 

最近、スキンシップという言葉をあまり聞かなくなったと思う。

それだけ、ここ3,4年続いたコロナ禍の影響は大きいと感じる。

コロナ禍中での、握手をはじめとした肌と肌の触れ合う機会の減少、それに反比例するように増加、普及したテレワーク。

 

テレワークといえば、コロナ禍の最中に何度か利用させていただいた。

しかし、どうも苦手であり、終わった後どっと疲れるのを感じた。

片道3時間以上かけて行き来する必要もなく、楽なのだが何故か疲れる。

これも同じ空間を共有していないが為だろうか?

慣れてないせいもあったろうが、ダイレクトにモニター越しの顔があると、どうも落ち着かない。

それに対して、同じ空間を共有し、いい塩梅の距離と間(マ)があると、その間を介した触れ合いみたいな安心感を感じる。

 

間(マ)を介した触れ合い、これも一種のスキンシップなのではないだろうか。

テレワークは、確かに便利であり、効率的でもある。

しかし、便利さや効率ばかり求めて、触れ合いというものが少なくなってくると、何かおかしくなってくる感じもする。

 

袖触れ合うも他生の縁と言うではないか。

同じ空間を共有できるというのも、有難い縁であり、便利さや効率を求めるあまり、自分からその有難さを放棄するのは勿体無い事なのではと思う。

 

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