東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

生命現象で紐解く「環境」①

石田さん、紹介ありがとうございました。

今週「環境」をテーマに、一週間を担当する岡村です、よろしくどうぞ。

 

 

まずは、「環境」の定義を調べてみましたよ。

 

①「環境」は、生活体(主体)が活動するすべての空間を意味する。

 「生活圏」と言い表すこともできる、とありますね。

では、ヒト(を主体)の活動する「空間すべて」が、この生活圏と言えそうです。

 

②人間や他の生物を取り囲んでいて、お互いに影響を与え合う外界とその条件。

つまり、ヒトや生物は、共有していることで成立するという世界のようです。

 

③人が生きて活動・交流することによって、移り変わり続ける、その時々のありさま。

 (周囲を取り巻く環境)、社会的環境、人為的環境、生理的環境。

 

 

定義をみても「環境」の変化とは、感覚しうる状況の「間」にありそうです。

ここ数年の環境変化は、コロナ禍のさなかで身をもって実感していますからね。

 

 

その渦中にある「環境」の間、想い出すこともありました。

十年以上前に、三浦理事長の個人レッスンで教わった言葉です。

 

「いいもわるいもないのです。

 いいもわるいも、自分でそう決めているだけのこと」

 

操体を学びながら思うのは「環境」のなか、間に合えばいいのだという感覚、

リアルタイムで素のままに感じている、その実感なのです。

 

生命誕生以来、脈々と続いてきた「進化」という大きなドラマ。

その答えは、ワタシ達のDNAにすでに刻まれているかもしれません。

 

人類というイメージでみると「環境」に間に合う状況を、どう感じるかです。

それぞれに「いきもの」として、異なる物語を「からだ」で紡いでいくが如く。

 

そういえば、シーマンも昔、こう語りかけていました。

 

 

「目や耳や鼻では感じられない、未知なる信号みたいなものをさ、

 人間は発したり感じたり、してるんだよね」と。

 

                               

                                  (続く)

 

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