おはようございます。
普段はあまり意識していなくとも、私たちは自然環境によって生かされて、生きている。
この自然環境が著しく汚染されたり、破壊されたりすれば、生身の私たちは生命活動を営み得ない状況に陥ってしまう。
かつて日本でも公害問題が、大きな社会問題となっていた時期もあった。
利己的な側面だけで、皆で共有すべき自然環境を著しく汚染、破壊する。
そのような事をするのは人間だけであり、他の生物はしない。
人為による自然環境の汚染や破壊。これは公害問題だけでなく、戦争はその最たるものだと思う。
刀と鉄砲で人間どうしドンパチしていた時代だったら、他の生物からしてみても「また人間がバカな事をしている」で済んだかもしれない。
しかし、今はもう地球そのものが存続の危機を迎えてしまう。
アインシュタインは「第三次世界大戦がどのように行われるかは私にはわからない。だが、第四次世界大戦が起こるとすれば、その時に人類が用いる武器は石とこん棒だろう」と言っていたと聞く。
もし、もう一度大きな戦争が起これば、人間が今まで築いてきたものは勿論、空気や水、大地は汚染、汚濁され、国と国がどうこうではなく全ての生体系が破滅するかもしれない。
そこで生き残れたとしても、まわりには破壊の残骸として残る石ころやこん棒ぐらいしか存在しないだろう。
材料がないのであれば、どんな知識をもっていても武器など作れない。
また、そんなもの作っている場合ではないだろう。
今ある自然環境だから、様々な物が作れ、便利な暮らしが出来ている。
しかし、それは人間の考え方、行い一つで脆くも崩れ去る危険も孕んでいる。
人間どうしで殺し合う戦争などしてはいけないのは勿論だが、自然環境によって有難く生かされて生きているという事も忘れてはいけないと思う。