(つづき)
「環境」における生存競争は、常に法則性があるようです。
ここで生き残るものが勝つ、生き残れるか生き残れないかも、その一つ。
「説得術 講談社現代新書 増原良彦」より
気象大学教授でもある、著者の増原氏は語っています。
「説得は"われわれ意識"の形成活動である。
説得の究極の目的は、「われわれの共通の見解」をつくりだすことである。
このように捉えてみれば、人間が社会的な存在である以上、他者といがみ合う
のは必然なのだろうか。それでもどうにかして、平和的な解決策を共有できる
理性をヒトであれば考えたい」
この広い地球上には、4000メートル以上の高地環境で生活する人達もいます。
ところが、ワタシも含めて平地環境にいると、毎日、朝から晩まで、思いっきり空気を吸いながら、『ああ嬉しいナ、有り難いなぁ』とも、案外思っていませんよね。
この空気中の環境に順応して生きていくこと。
スウェーデン語で、海上でのバランスを取るという意味で「トリム」といいます。
状況に間に合うように、最も適切なポジションに位置して、軸を安定させ続けることを「トリミング」しているといいますが、これも「原始感覚の快」あってのこと。
そして「環境」と調和するために、ワタシ達も大地の上、空気が充満している中、この人間の「からだ」と「うごき」のトリミングを成していくこと。
これに関して大切な事は、最も止めることの難しい「呼吸」でしょう。
「呼吸」を通じて、天然自然の流れに沿う感覚はシンプルです。
これこそ、「環境」の最中に状況に調和して、トリミングしている感覚です。
ワタシ自身、サーフィンは人生の指標となりましたので、一言申し上げます。
好きなことをして、していることを追いかけて、それに向けてしっかりと進めば
それが現実となる。何回やってもいい気分になれるから、先を考えなくて済む。
(続く)