おはようございます。
いつもの道を歩き、ふと見上げればもう梅の花が咲いていた。
そして、周りを見渡せば茶系一辺倒だった木々草花の世界も緑が入り、地面の草花にはもう花を咲かせているのもある。
植物の開花には、フロリゲンという花芽を作るスイッチとしてはたらく植物ホルモンが大きく関わっているという。
葉で日長を計測し、花成に最適な日長が認識されると、フロリゲンがつくられ茎までおくられて、花芽の分化を開始させる。
生かされし環境での空間の光を認識し、新たな生命を誕生させる為に、重要な役割を担う植物ホルモン。
フロリゲンの正体は、長い間謎だったというが、近年では科学技術の向上と研究者の熱意によって、組成や花芽の分化以外にもはたらく様々な機能やその仕組みまで解ってきて、農業分野での応用の仕方も期待されるという。
喜ばしい事である。
しかし、目に見える(観察できる)物質のミクロの内の内を解明し、そこから学ぶ事も大切だが、目に見えないものを意識するのも大切。
目に見える(観察できる)ものは、目に見えないものを元にして、目に見えないものに触れながら、他の目に見えるものとも関わりながら存在を保っている。
無極無限の太極の「愛と調和」という意志をはじめ、慈悲無量寿、智慧無辺光といった、目には見えないが自在しているであろう、物質を超えた心的エネルギーを想い、意識する事も大事だと思う。
2024年春季東京操体フォーラム開催致します。